ひとえの季節と呼ばれる仲夏(ちゅうか)は、陰暦の五月。陽暦では六月の梅雨時にあたる。しかしこの時期は、盛夏に未だ早い、日本独特の情趣をかもし出す。五月雨、蛍、あじさい、花菖蒲などが季節を彩る。きものは、透けない紬や縮緬の単衣(ひとえ)がよく似合う。
月21日頃、二十四節季では、「小満(しょうまん)」といいます。野山の植物の多くが、実を結ぶ季節でもあります。この時期の単衣のきものは、柔らかい素材の紬や縮緬の素材がふさわしく、帯は紬八寸、生紬、絽ちりめんの織り帯びや染帯が合っています。 6月6日頃、二十四節季では、「芒種(ぼうしゅ)」と呼ばれています。この時期に田植えが盛んに行われて、気候が梅雨時で雨も幸いして、穀物の種をまくなど絶好の時期となります。晴れた日は、真夏に近い日もあり、素材的に通風性のある木綿のきものや縮緬、紗合わせなどが出ます。
絹芭蕉平絽の生地の小紋に紗九寸名古屋帯 紗合わせに金魚柄の染帯
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