きもの歳時記Vol.7
型染めで表す「菊模様」のレトロなきもの


菊は中国で古くから霊性をもつ花として尊ばれ、梅、竹、蘭と共に 「四君子」の一つとして崇められていました。
 日本の野に移されてからも、その凛とした気品と不老長寿の霊性によって、貴族社会や武家社会に愛され、飾り意匠として多く取り入れられました。
 日本人の最も好まれる花として、今日まできものの文様にも 数多く取り入れられ、その「菊」をデザインしたきものには、意匠の美しさとともに、人々の悠久の願いが込められています。
若い人びとの間で、昔のきものが注目されています。
 江戸時代の雛形や小袖の菊文様を現代風にデザイン、モダンで大胆な意匠の中に、懐かしさと新しさを感じさせるオリジナルきものです。
 衣生活の上でのゆとりを伴った「楽しみ」、「遊び」を演出する装いとして、季節の花の提案をしています。